札幌観光協会について

1.設立の経緯と目的

戦争の足音が迫ってきた昭和11年。「陸軍大演習と皆既日食観測、第5回冬季オリンピックの誘致」を契機に起こった観光ブームに端を発して、札幌市の観光行政推進のため「札幌観光協会」の設立が決まった。
昭和11年5月16日、会員数124名、当時の橋本正治札幌市長を会長として、設立総会が開催され、市民や業界の熱い期待のなか船出をした。

設立時の定款には、「札幌市を中心とする観光地及び物産の紹介宣伝及び開発整備、地方文化の向上並びに産業の振興を図ることにより観光の発展に寄与する」ことが目的とされた。当時の主たる事業は、
(1)駅の観光案内所
(2)観光コースの調査設定
(3)観光宣伝物の製作
(4)観光座談会
(5)観光キャッチフレーズの募集
の5本柱であり、現在でも十分に通用する先見的なものであった。

昭和11年の協会設立後、すぐに暗い戦争の時代に入り、観光が忌避される時代となったが、協会は観光案内所を主として、地味ながらも着実に歩み続けた。
昭和25年に札幌市経済部の中に「観光係」が誕生。それを機に、車の両輪的関係として雪まつりなどのイベントや、観光宣伝事業などを共同して実施する現在の体制が作られていった。観光係はその後昭和34年に観光課、昭和50年には観光部として組織強化がはかられ、今日さらに「観光コンベンション部」として観光行政に幅広くあたっている。

昭和34年より、羊ヶ丘展望台を管理運営するに伴い、協会の組織および財政的基盤が確立していった。これに伴い歴代会長は、昭和11年橋本正治市長、昭和12年三沢寛一市長、昭和20年上原六郎市長、昭和22年高田富与市長、昭和34年原田与作市長が就任し、橋本市長から原田市長まで5代続いた市長・会長兼任制は終わり、昭和40年民間から舟橋要会長が選任され、その後昭和47年今井道雄氏、平成元年薩 一夫氏と民間から会長が選任されている。これは、協会が雪まつりなどイベントや、組織の強化および羊ヶ丘展望台の運営に本格的に取り組むため、市との役割分担を明確にする必要があったこと、また民間活力を導入しやすくするため、民間主導型の観光協会が望まれたのである。

そして、昭和48年8月25日には、組織基盤を強固にし、積極的に観光振興に寄与する体制づくりをするため、社団法人化をはかり、北海道運輸局より認可された。その定款目的に、国際化への積極的寄与が追加され、当協会は「国際観光都市札幌」の一翼を担うことになった。



設立以来、本協会はさらに組織強化をはかりながら、札幌市への観光客誘致に必要な事業に積極的に取り組んでまいります。
好きです。Sapporo」を観光施策の基本にし、さらに札幌観光の魅力を全国にアピールして参ります。

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2.主なあゆみ


昭和11年(1936) 設立総会(5月16日)開催、会員124名
札幌観光案内所開設
昭和25年(1950) 第1回さっぽろ雪まつり開催、事務局として関わる
昭和34年(1959) 羊ヶ丘展望台開設し、協会管理の観光施設誕生
昭和42年(1967) 大通公園とうきび販売事業開始、札幌の風物詩となる
昭和47年(1972) 羊ヶ丘展望台に冬季オリンピック時のオーストリア館移設
昭和48年(1973) 北海道運輸局より社団法人として認可(8月25日)
昭和51年(1976) 羊ヶ丘展望台にクラーク博士像建立、札幌を代表する観光施設へ
昭和52年(1977) 香港観光協会と姉妹提携、雪まつりを通じた国際交流始まる
昭和54年(1979) 沖縄県観光連盟と姉妹提携、国内観光交流始まる
昭和56年(1981) 第1回さっぽろホワイトイルミネーション開催
昭和57年(1982) ハワイ州政府観光局と姉妹提携
昭和58年(1983) シドニー観光協会と姉妹提携
昭和59年(1984) 羊ヶ丘ウェディングパレスオープン
昭和60年(1985) ソウル特別市観光協会と姉妹提携
羊ヶ丘展望台に新レストハウス完成
昭和61年(1986) 協会創立50年記念式典
昭和62年(1987) 第1回さっぽろ国際フェスティバル開催
シンガポール政府観光局と姉妹提携
平成 3年(1991) 羊ヶ丘展望台に歌謡碑「恋の町札幌」建立
平成 6年(1994) 濟州道観光協会並びにグアム政府観光局と姉妹提携
平成 7年(1995) 別府市観光協会と姉妹提携
平成 8年(1996) 酒田観光協会と姉妹提携
平成11年(1999) 新羊ヶ丘ウェディングパレスオープン、新しい観光名所に、
瀋陽市旅游協会と姉妹提携
平成13年(2001) 羊ヶ丘展望台にさっぽろ雪まつり資料館開設
クラークチャペルオープン
平成15年(2003) 羊ヶ丘夏まつり実施
瀋陽市旅游協会との氷雪祭協力調印
平成16年(2004)

グアム政府観光局と「友好関係確認宣言」協定
羊ヶ丘展望台に北海道日本ハムファイターズ誕生記念碑設置

平成17年(2005) 羊ヶ丘展望台がYOSAKOIソーラン祭り会場の一つに選ばれる。
羊ヶ丘展望台に歩くスキーコース開設
羊ヶ丘展望台にクラーク博士功績を説明する碑建立
羊ヶ丘展望台でジンギスカンサミット開催
羊ヶ丘展望台に「羊ヶ丘ほっと足湯」設置
平成19年(2007) 北海道さっぽろ「食と観光」情報館オープン
平成25年(2013) 一般社団法人へ移行
平成28年(2016) 台湾観光協会との「友好提携」を調印

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3.札幌観光協会の事業概要


観光イベントの創造〜イベントによる観光振興をめざして

昭和25年、第1回「さっぽろ雪まつり」が開催され、札幌観光協会は札幌市とともに運営主体として中心的役割を果たして、今日の国際的イベントへの成長に大きく貢献をした。その後、さっぽろのまつり「ライラックまつり・夏まつり・菊まつり」の事務局を預かり、イベントを通しての観光振興に大きく寄与している。また、昭和56年には全国に先駆けて実施した「さっぽろホワイトイルミネーション」は高い評価を受け、現在初冬の札幌の風物詩となっている。さらに、昭和62年から夏の最大イベントとして開催した「さっぽろ国際フェスティバル」も、市民へのレクリエーションとして定着している。 しかし、平成14年からイベントの見直しを図り、「さっぽろ国際フェスティバル」は「さっぽろ夏まつり」と一元化をした。


イベントこよみ
さっぽろライラックまつり・さっぽろ夏まつり・さっぽろオータムフェスト
さっぽろ菊まつり・さっぽろホワイトイルミネーション・さっぽろ雪まつり

観光客誘致宣伝事業〜札幌への誘致促進
設立当初より、一環として札幌市への観光客誘致に必要な事業を積極的に実施している。国外における観光プロモーション事業や国際観光都市札幌の宣伝を行い、海外からの観光客増大を図っている。また、国内においても観光客誘致キャンペーンを各地で実施するなど札幌観光の魅力を積極的にアピールし、観光客誘致を推進している。また、観光行事のPRや、観光キャンペーンおよび親善使節として活動する「観光大使フレンズ」を平成23年より実施し、札幌観光を宣伝している。

主なプロモーション事業
「札幌市国内観光プロモーション実行委員会」及び「札幌市国際観光誘致事業実行委員会」への参画、観光大使フレンズ、北海道の観光と物産展への参加

姉妹提携事業〜海外、国内への観光交流の輪の拡大
昭和52年香港観光協会(現香港政府観光局)と雪まつりを通して相互交流が始まったのを機に、姉妹提携を結び、相互親善交流事業を実施している。その後、積極的に国外、国内とも親善交流事業として姉妹提携事業を推進し、現在は海外10都市、国内3都市と姉妹提携を結んでいる。
親善交流事業を通して、親善使節団の派遣、海外における観光プロモーション事業や航空直行便の開設運動を行い、外客誘致の促進を図ってきた。 

海外10都市姉妹提携
香港政府観光局(昭和52年)・ハワイ州政府観光局(昭和57年)シドニー観光協会(昭和58年)・ソウル特別市観光協会(昭和60年)・シンガポール政府観光局(昭和62年)・濟州道観光協会(平成6年)・グアム政府観光局(平成6年)・瀋陽市旅游協会(平成11年)・大田広域市観光協会(平成23年))、台湾観光協会(平成28年 ※友好提携)
国内3都市姉妹提携
(財)沖縄観光コンベンションビューロー(昭和54年)・別府市観光協会(平成7年)・酒田観光協会(平成8年)

受入対策事業〜観光客を親切に迎える
来札観光客の利便をはかるため、接遇の窓口として、昭和11年に当協会設立年に札幌観光案内所を開設し、観光情報を提供している。ポスター、パンフレットを制作し、外客に対応するほか、観光月間における、サービスの向上運動などを実施している。

主な事業
北海道さっぽろ「食と観光」情報館及び北海道さっぽろ観光案内所の運営(JR札幌駅構内)・さっぽろ観光月間の実施・機関紙「観光さっぽろ」の発行・各種宣伝印刷物の発行・ホームページの開設

観光施設の運営
羊ヶ丘展望台事業
戦前から、札幌市の観光名所と知られていた「農林省月寒種羊場」は、戦後観光客が増加、試験研究に支障が出るため、昭和30年代初頭に、観光客の入場を一部制限することになった。札幌市、豊平町、当協会、関係機関が一体となって開放を陳情の結果、昭和34年に正式に本協会が管理運営することになり、入場が許可され、名実ともに札幌を代表する観光施設としてスタートをきった。

昭和34年 羊ヶ丘展望台開設
昭和47年 オーストリア館移設
札幌冬季オリンピックで使用されたオーストリア館 を移設し、
レストハウスとして利用する。
昭和51年 クラーク博士像建立
昭和48年、北大は研究の支障になるため、観光バスの入場を禁止した。ポプラ並木と並び観光札幌を代表したクラーク博士の胸像を観光客が見るのは難しくなった。このため協会は、北海道の原点であるフロンティアスピリットの精神を全国に伝えていきたいということから、新しいクラーク博士像を建立した。また、昭和51年は北大の創基100年、アメリカ合衆国の建国200年祭にあたる年であった。日展会員 坂坦道氏の作による「丘の上のクラーク」というテーマによる、クラーク博士の銅像は"少年よ大志を抱け"と右手をあげて、遥か彼方の永遠の真理を指すものである。市民、観光客や業界に喜ばれ、これを機に大幅に入場者が増加した。
昭和60年 羊ヶ丘レストハウス建設
羊ヶ丘展望台の自然景観にマッチした3階建ての洋風レストハウスを建設した。
平成3年 歌謡碑「恋の町札幌」建立
札幌オリンピック時に発売、大ヒットした「恋の町札幌」(歌石原裕次郎、作詞作曲浜口庫之助)は札幌を代表するご当地ソングとして、札幌のイメージアップに貢献したこの曲を讃えるため、歌謡碑「恋の町札幌」を建立した。
平成13年 さっぽろ雪まつり資料館開館
昭和25年わずか6基の雪像で始まったさっぽろ雪まつりは規模内容とも大きくスケールアップし、平成13年2月で第52回を迎えた。この半世紀の歴史を歩んださっぽろ雪まつりの貴重な資料を後世に引きつぐ目的で、さっぽろ雪まつり資料館をオープンした。旧結婚式場を利用したユニークな資料館で、初回から現在までの貴重な資料、ポスター、パンフレット、雪像模型など総数500点以上を展示している。わずか8ヶ月間で20万人が入場し、道外客に喜ばれている。
平成15年 日本ダッタン新そば祭り開催
平成16年 北海道日本ハムファイターズ誕生記念碑設置
平成17年 歩くスキーコース開設
  YOSAKOIソーラン祭り会場の一つに選ばれる
  クラーク博士の功績を説明する碑が完成
  ジンギスカンサミット開催
  「羊ヶ丘ほっと足湯」設置
平成18年 北海道日本ハムファイターズ「日本シリーズ優勝記念」看板の設置


羊ヶ丘ウェディングパレス事業
北海道の牧歌的景観をもつ羊ヶ丘展望台において、美しい豊かな自然に囲まれて2人だけの結婚式を挙げたいという若者の願望に広く応じるため、昭和59年に「羊ヶ丘ウェディングパレス」を建設した。
平成11年度には洋風3階建ての新館がオープンした。
開設以来1万組以上のカップルを祝福している。

昭和59年 羊ヶ丘ウェデイングパレス開館
北海道の代表的建築家田上義也氏設計の札幌北一条教会が解体されたが、復元を望む声に答え、2分の1のサイズで「羊ヶ丘ウェディングパレス」として生まれ変った。平成11年新館建設に伴い休館していたが、平成13年6月「クラークチャペル」として再スタートした。
平成11年 新館「羊ヶ丘ウェディングパレス」建設
羊ヶ丘リニューアル事業として、洋風3階建ての新館を建設。ロンドンから直輸入のパイプオルガン、ステンドガラス、3階は展望施設として市内が一望できる。また、前庭には噴水のある広場を造成し、来場者の憩いの場となっている。

 

大通とうきび販売事業
明治の後半から、大通公園でのとうきびは札幌の風物詩であったが、昭和41年大通公園内の露天商が排除されたのを機に、札幌の街の風物詩として、とうきびを残してほしいという声に答え、昭和42年本協会の直営事業として大通公園のとうきび販売を、札幌市から許可を得て実施した。
また、昭和61年から市民および観光客の要望に答え、"じゃがいも"、62年から"冷菓(ラムネ・かき氷・アイスクリーム等)"を販売している。
平成24年度より、とうきびワゴンの運営を北海道キヨスク(株)に委託している。

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4.札幌観光協会の組織

会員数 670件(平成28年7月1日現在)
役 員
  会 長 星野 尚夫
  副会長 池田 光司、町田 隆敏、中島 喜一、桶川 昌幸、今井 一彦、
加森 公人、村田 正敏
  専務理事 今井 啓二
  常務理事 石川 雅也
  理事 28名
  監事 2名
組織概要
  ・総務グループ
・イベントグループ

 

 

5.札幌観光協会への入会のご案内

当協会では、随時会員募集をしております。詳細はこちらでご覧ください。

 

 

6.札幌観光協会の事業所


事務局 〒060-0001 札幌市中央区北1条西2丁目
北海道経済センター4F
Tel:011-211-3341 Fax:011-231-1970
http://www.sta.or.jp/
北海道さっぽろ観光案内所 〒060-0806 札幌市北区北6条西4丁目
JR札幌駅西コンコース北口
Tel:011-213-5088 Fax:011-213-5089
http://www.sta.or.jp/
羊ヶ丘展望台 〒062-0045 札幌市豊平区羊ヶ丘1番地
Tel:011-851-3080 Fax:011-851-7513
http://www.hitsujigaoka.jp/
さっぽろ羊ヶ丘ウェディングパレス
(札幌ブランバーチ・チャペル)
Tel:011-859−1112 Fax:011-856-3988
http://sapporo-blancbirch.watabe-wedding.co.jp/